さて、前回はどこまで話したでしょうか。まぁ、特に意味のない文字列でシュールレアリスムの産物ですから、どこもへったくれもない訳ですが。
確か、カレンダーに書かれた落書きを考えては、一つ一つを入念に火にくべていったはずです。ある種のハイスピードな伝線を伝っていけば、じわりじわりと集中力が途切れていくのと同時に時間と神経をすり減らして人並みは続いていくのです。
眠れない夜に思いついたフレーズには記憶力が無く、それはけったいな尻尾だけを残して消えてしまいました。残念。大概はもう一度何処かのタイミングで思い出せると考えながら、不可逆的な連鎖反応をたしなめることを歓喜すべきです。いやすべきではないかも…。
それで深夜3時。雲の欠片の様な雪が吹き曝す窓辺を見ながら、どうにかこうにか無意味な悪辣さを兼ね備えた脳みそをトラウマや妄想の類との戦闘から解放するために考えないことを考えようとするわけですが、饒舌になっていく部屋の片隅において硬直を発揮する様にはコジィはありません。
仕方がないのでワタシはそれをあきらめ、微かな晴れ間と山頂を求めてベッドと黎明のちょうど間辺りに位置する踏み込まれた植物やそれを砕いて滑走する人の痕跡が確かにあることを確認します。
あたかも無邪気に適合を重ねて消去と妨害を兼ねているようなそれは、ワタシがこの時間帯を乗り越えるのにちょうどよく、半ばうなり声の様な枯れた声は体躯を飛び越えて、通り抜けて、愛のように包んでくれます。うるさいけど。
それらが綯交ぜになった部屋では、まるで焚火の様な風貌をしたベッドの布団が膨らんでいました。
ディレイとリバーブをオーバーにかけすぎた時の様に、自室の虚無さが消えていくので、遠いところを夢想していたら、そこは崖っぷち。しかしいい景色であり、風がそれを物語っています。「この心地良さがしばらく続けばいいのに」と思いながら佇むと、月日の集積したアポカリプス的なコジィを感じます。
そろそろかと感じながら、うつらうつらとしていると何千何万といったオブジェクトとランダム性のある囚われたコード、コンテキストが時々周囲を揺らし、干し、割き開き、たたき起こすのです。
あぁ!せっかく良さげな夢を見て今日は眠れそうだと思ったのに!最近買った耳を温める耳栓を付けてみました。割といいかも。もうひと眠りしましょう。
早く寝なさい!
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